紙おむつQ&A

よくある質問

紙おむつにはどのような種類がありますか?
紙おむつには「パンツタイプ」「テープタイプ」「ベルトタイプ」「尿取りパッド」「長時間パッド」「補助パッド」などの種類があります。
紙おむつはどのように選べばよいですか?
外側の紙おむつを選ぶときは、着用者や介護者が使いやすい形状(おむつのタイプ)を選びましょう。パッドを選ぶときは、おしっこの量を目安に選びます。市販の場合は尿○回と表記されているのでご確認の上お選びください。
紙おむつから漏れてしまいます。漏らさずに使うにはどうすればよいですか?
漏れてしまう原因は「吸収量が足りない時」「すき間ができている時」の2つが考えられます。
吸収量が十分足りるパッドの選択と、すき間ができないよう立体ギャザーの活用と、アウター(外側のおむつ)が体型に合っているかどうかもご確認ください。
パッドを複数枚重ねて使用しています。重ねる意味はありますか?
パッドは重ねて使うと、すき間ができ漏れやすくなります。また、履き心地の低下を招き、おむつ内の通気も悪くなることから皮膚に悪影響を与えてしまいます。紙おむつはアウター(外側のおむつ)の単体使いか、パッドを重ねずにお使いください。
テープタイプを使っていますが、本人がおむつを外したりいじったりして漏れてしまいます。どうすればよいですか?

紙おむつの装着の具合による違和感、おむつを使いたくないという思いから、外したりいじったりしてしまうのかもしれません。 装着の具合に関しては、サイズ選びや、パッドのサイズ・枚数を最小限にする、装着時は足の付け根までしっかりおむつを入れ込むなど意識することで、履き心地が良くなります。

テープタイプの形状に拒否がある場合は、比較的下着らしい形状のパンツタイプ(伸縮性の良いタイプの方が使いやすいです)で代用すると、心理的抵抗感が軽減する場合があります。また、おむつ外しやいじることが、排泄のサインである場合もあります。

排尿日誌などを活用することで排泄のタイミングを把握することができますので、おむつ以外の排泄方法を検討する際には有効です。排尿日誌についてはこちらから

親がパンツタイプを使用していますが、パンツタイプの前後の確認を、パンツを履くときに毎回確認してきます。その度教えてはいるのですが、前後が分かりやすいパンツはありますか?

後ろ側に印字を付けて目印にしている製品もありますが、前後同じ形状でも身体にフィットする前後フリーのパンツタイプなら前後ろの間違いがありませんので便利です。

「オンリーワンパンツ前後フリー」の詳細はこちら

パンツタイプにパッドを入れて使っています。昼間座って過ごすことが多いのですが、尿が前に回ってくることもあり、パンツタイプを汚してしまうことがあります。よい方法はありませんか?

前側に尿が回りやすいかたへは、前も後ろも安心なひょうたん型パッドがおすすめです。動く方にもフィット性良くお使いいただけます。長方形のパッドをお使いの場合は、日ごろ尿が回りやすい側を少し多めにお使いください。

「オンリーワンパッド」の詳細はこちら

紙おむつは何日使い続けることができますか?

紙おむつは衛生面から汚れていなくても一日一回の交換をおすすめします。

使用済みのおむつの臭いを抑えるにはどうすればよいですか?

使用後の紙おむつは、衛生面から紙おむつに付着した便をトイレに流してから処理してください。紙おむつの汚れた部分を内側に丸めて新聞紙等に包んでから、ごみ用のポリ袋に入れてきっちり口を締めると臭いを抑えることができます。
また、紙おむつ用のごみ箱は戸外に置いている方も多いようですが、その際にはふた付きのものを使用しましょう。部屋全体に臭気がある場合は、まず換気をよくしてください。
また、衣類、寝具、敷物にしみこんでいることも考えられますので、洗濯の際には洗濯用消臭剤などを使い、場合によってはふとんに消臭シートをはさみ込むのもよいでしょう。

使用後のおむつの捨て方はどうすればいいのですか?

家庭で使用した紙おむつは、家庭一般廃棄物として自治体の清掃事業でのごみ収集に出し処理します。その際、紙おむつを可燃ごみとして回収するか、不燃ごみとするかは自治体によって異なりますので、お住まいの清掃当局のルールにしたがってください。

紙おむつに使用期限はありますか?

紙おむつは、ほこり・湿気・直射日光にさらされますと、吸収体の吸収性能の低下や変色など、若干性能が低下するため、使用期限を設定していません。保管する際に、ほこりや湿気が少なく、直射日光が当たらない場所に保管することで長持ちします。
また、保管場所の近くに強い臭いがするものがあると、紙おむつに臭いが移ってしまうこともありますので注意してください。 紙おむつは、開封してからは出来るだけ早めに使いきるようにしましょう。

おむつ代が高くて大変です。どうすればおむつ代を抑えることができますか?

パッドとテープタイプやパンツタイプを組み合わせて使い、外側の紙おむつが汚れていなければパッドだけを交換します。この場合パッドの交換だけで済むので取換えが簡単です。おむつ交換時の介護者の負担も軽くなります。
また、紙おむつよりは尿取りパッドの価格が安いため経済的です。テープタイプだけを使った場合と、パッドを併用した場合の、1ヵ月の費用を比較した例を下表に示します。

1カ月あたり16,200円の差額!
おむつの使い方 使用おむつ 1枚の値段 1日の使用枚数 1ヶ月の費用
単体使用 テープ型 150円 7枚 31,500円
尿取りパッド
との併用使用
テープ型 150円 2枚 15,300円
尿取りパッド型 30円 7枚
紙おむつ代が医療費控除になると聞いたんですが?

医療費控除とは紙おむつや医師の診療代、薬品、入院費用などの医療費を合わせて10万円、もしくは年間所得金額の5%の金額を超えた場合、(その年の1月1日から12月31日までに支払った額に限る)申告によりその金額が課税対象から控除され、税金の一部が還付される制度です。

■下記の条件に全て該当する人が大人用紙おむつの医療費控除を受けられます。

  1. 税金を納めている人
  2. 医師が紙おむつを必要と認めた人
  3. 医療費の合計が年間で10万円、もしくは所得の5%の金額を超えた人

■必要な手続き

  1. 病院・医療機関で『おむつ使用証明書』を発行してもらいます。
    『おむつ使用証明書』の発行日以降の紙おむつ購入代金が控除の対象になります。
  2. 『おむつ使用証明書』が発行された日より、紙おむつを買った時の領収書を保管します。(その際、領収書には紙おむつ を使用している人の名前と紙おむつ代金であることが分かるように明記してもらいます)
  3. おむつなど、医療費が年間で10万円、もしくは所得金額の5%の金額を超えた場合、領収書と『紙おむつ使用証明書』 を税務署の相談窓口に持参し確定申告します。

おむつ証明書のダウンロードはこちら
http://www.jhpia.or.jp/product/diaper/old/img/syoumeisyo.pdf

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